まず、術者がどうやってオステオパシーを勉強したかを調べるのが大事です。
日本でオステオパシーを学ぶ手段は独学、日本語訳された書籍、原著、論文、セミナー、日本の学校、海外の大学へ留学があります。
一番信頼できるのはアメリカで正式に認定された43校のオステオパシー医科大学を卒業し、D.O(Doctor of Osteopathic Medicine)の学位を持ち、オステオパシーの本質である手技を大事にしてる人です。このような人はかなりの少数なので日本で見つけるのはとても大変です。イギリスなど国家資格として認められているアメリカ以外の国の大学を卒業した人たちもいます。
次にかなり信頼度が落ちますが、日本にあるオステオパシーを教える学校で勉強した人たちです。
学校といっても現在国が認定したきちんとしたオステオパシーの学校は日本にありません。
学校で教える先生も教育方法を専門に学んだ人でなくただ身内から集めただけだったり、統一されたカリキュラムもないので先生によって教えることも異なります。私は生徒のための学校ではないなぁという印象を受けました。
とは言っても学校はテクニックだけでなく、基礎医学、一番大事なオステオパシーの哲学、臨床も含めたことを4年という長い年月をかけて学ぶのでセミナーだけの人たちよりは信頼できます。学校で基本的なことは学んでいるのでそこから先は個人によります。
日本で認められている国家資格を持ち、オステオパシーのテクニックをセミナーで勉強した人たちです。
セミナーは内容にもよりますが、基本的には数日で終わるものが多いです。オステオパシーは数日かじっただけで理解できるほど浅いものではありません。しかも、セミナーで教えるのはテクニックのみです。テクニックはオステオパシーのほんの一部でしかないのでセミナーで勉強したから言ってオステオパシーを語ってほしくないと個人的に思ってます。
書籍だけで勉強してる人もいますが、日本語版が出るのには20年かかるので情報が古いし、誤訳も多いので勘違いしてることもあります。
次にどういう考えで施術をしているか?
何も考えずに感覚的にやってるのか?
学校で教えられたことを忠実にやってるだけなのか?
テクニック重視なのか?解析重視なのか?
構造(位置、形)か機能(動き)なのか?
直接的なのか?間接的なのか?状況によって使い分けるのか?
いくら調べても、実際に行ってみないとわかりません。
現実は文章の内容と実際が違うこともたくさんあります。
日本だと個人でやってる人が多いです。
複数人の術者が在籍していて術者を選べる場所は少なくとも私は2か所しか知りません。
術者にやってもらうだけで自分は何もしない。